
ギリシャ神話
ギリシャ神話に興味を惹かれたのは、「岸壁に鎖で繋がれたアンドロメダ姫を海獣から救う英雄ペルセウス」を主題とした絵画がいくつもあることを知ったのがきっかけだった。ペルセウスは翼のあるサンダルを履き宙を飛び、あのブランド名にも使われているエルメス(ゼウスの子)から授かった金剛の鎌ハルペー(刀剣)を右手に、左手には怪物メドゥーサの首を掲げ海獣に立ち向かう。メドゥーサは首を打ち取られたとはいえ、眼光の魔力は消えず、海獣はその魔力によって石と化し、ペルセウスはアンドロメダを救い出す。ペルセウスはのちにアンドロメダと結婚するが、アンドロメダには婚約者がいたので、その顛末は単純ではない。 アンドロメダがなぜ岸壁に繋がれていたかというと、その母カシオペアが自らの美貌は神にも勝ると豪語したことから、怒った神々から生贄にされたもがアンドロメダだった(なぜカシオペアではないのか? 白雪姫の話はこの話をモチーフにしてる?などギリシャ神話は突っ込みどころ満載で楽しい)。 ペルセウスはアルゴス王の娘ダナエ―と最高神ゼウス(様々なものに変身して人界に現れ、あちこちに子供をつくる何でもありの浮気者)との間に生まれた子...